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急性腎炎、急性腎不全

急性の腎臓病の食事には、大変細かな数字がつきまといます。命に関わることですし、適切な栄養管理が重要となってくる時期です。発症直後は入院して治療しますので、お医者さんや栄養士さんの指示に従って、食事内容に十分気をつけていく必要があります。

急性腎炎の食事療法

急性腎炎は、発病直後の「急性期」と、発病から2~4週間後の「回復期」に分けられます。病気の経過によって、食事療法のポイントは変わってきますので、注意が必要です。

慎重にならなくてはいけないのが急性腎炎の急性期です。食塩はもちろん、水分、タンパク質も厳しく制限しなくてはいけません。食塩は一切禁止、タンパク質は体重1キロあたり0.6~0.8グラム、水分も尿量に500ミリリットルを足した分しか摂取できません。

また、この時期は腎臓からカリウムが排出されにくいので、カリウムも制限する必要があります。摂取カロリーは、体重1キロあたり30~35キロカロリーに抑えましょう。

急性腎炎の回復期に入ると、腎臓の機能はかなりもどってきます。尿の量が通常どおりで、むくみがなく、血圧も下がってきたら、急性期に比べ食事に制限はゆるめられます

ただし、タンパク質はいきなり増やさず、少しずつ摂取する量を多くするようにし(体重1キロあたり1日1.0グラムが最大量)、塩分量も1日3~5グラムにとどめてください。エネルギーは急性期と同様に抑えましょう。

急性腎不全の食事療法

急性腎不全とは、何らかの原因によって腎臓の機能が低下し、老廃物がうまく排出されなくなった状態です。発症期→乏尿期→利尿期→回復期という流れで経過し、その時期により制限量が異なります。腎臓の負担を減らす為にも、十分なエネルギーの確保と塩分やタンパク質の制限といった食事療法が必要となります。

乏尿期は塩分の摂取は禁止、利尿期は1日3~5グラム、回復期でも5~7グラムに制限されます。タンパク質量も同様で、体重1キロあたり乏尿期では0.2グラム、利尿期では0.5グラム、回復期でも1.0グラムとされています。また、カリウムや水分量も、乏尿期にしっかりとした管理が必要です。

このように、急性の腎臓病の食事は、大変細かな数字がつきまといます。むやみに自己判断をしてしまわないで、お医者さまや栄養士さんに相談しながら、適量を守った食事を心がけましょう。

 
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