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【レポート】冷蔵と冷凍ならどっちがおいしいの?

食べ比べをします今回、腎臓病改善に効果のある、冷蔵と冷凍の健康食品(たんぱく調整食)2種類を実際に食べ比べ、腎臓病改善できそうかや美味しさ、続けやすさ等をまとめました。

 

冷蔵食

まず、冷蔵のたんぱく調整食(昼食用)から試食します。

献立内容

主食 低たんぱくご飯
主菜 豚肉のオイスターソース炒め
副菜 ごぼうの甘辛煮
小鉢 チンゲン菜サラダ

1食あたりの栄養成分

エネルギー 500 kcal
たんぱく質 12.8 g
脂質 8.4 g
炭水化物 93.5 g
ナトリウム 744 mg
カリウム 579 mg

献立内容は、たんぱく調整をしたい方が一日に必要とする栄養を多く摂取できるメニューだと思いました。炭水化物とたんぱく質の量が気になる方は、付属の低たんぱく白ご飯を半分に減らしてもいいかもしれないですね。

届いてから食べるまで

冷蔵食が運ばれてきた状態冷蔵のたんぱく調整食は、写真のように一品一品パックにされた状態で配送されてきます。

食べる量を減らしたいときに、わざわざ違う容器に移し替えることなく、このままの状態でおかずが保存できて、とても便利だと感じました。

ちなみに冷蔵食では、低たんぱくの白ご飯がおかずとセットになっています。

 

冷蔵食を食器に盛り付け食べるときは、食器に移して電子レンジで温めます。

温め終わった電子レンジの扉を開けると、ふわっといい匂いが漂いました。

付属していた低たんぱく白ご飯をお椀によそうと、つやつやと輝いていて美味しそうです。

 

試食

豚肉のオイスターソース炒めまずは一口、豚肉のオイスターソース炒めを食べてみました。

たんぱく調整食なので、正直あまり味には期待していなかったのですが、思わず「おいしい」と口からもれてしまいました。豚肉は大き目に切られ、厚みもあり、味もしっかりついています。ただ今回は、たまたますじが多い部位にあたってしまったのか、食べにくかったところが気になりました。

炒め物の野菜の中にピーマンと赤パプリカが入っていたのですが、どちらも肉厚でシャキッとしていて美味しかったです。とりわけ大きかった舞茸はとてもおいしかったですが、舞茸はたんぱく質が豊富なため、きちんと量が少なめになっていました。

 

一緒についてきたパックの低たんぱく白ご飯は、いつも自分が食べている白ご飯よりも弾力があり、私好みの食感でした。低たんぱく白ご飯は、たんぱく質の摂取量を減らすだけでなく、普段食べているご飯よりもおいしかったため、これなら食べ続けられると思いました。

ごぼうの甘辛煮次は、ごぼうの甘辛煮がおいしそうだったので、とろみがかったごぼうを口へ。

ごぼうの味付けは少し薄いと思いましたが、歯ごたえは柔らかすぎず固すぎず、噛めば噛むほど甘味がでてきます

ごぼうと一緒に煮込まれたニンジンの味は薄いものの、口の中でほろりととけてしまうほど柔らかく、個人的にはこのニンジンに好印象を受けました。

 

チンゲン菜サラダ最後に、チンゲン菜サラダをいただきました。チンゲン菜サラダは、チンゲン菜と同じぐらいの量の黄パプリカが入っていて、口の中でシャキシャキという音が響きます。

そこへ、こんにゃくのプリプリとした歯ごたえが加わり、全体的な食感のバランスが取れて美味しかったです。

味付けには胡麻ドレッシングのようなものがかかっていましたが、野菜のうまみがほどよく感じられる、主張しすぎないドレッシングの濃さが絶妙でした。

 

冷蔵食

次に冷凍のたんぱく調整食を試食します。

献立内容

主食 なし(冷凍食に主食はついてこないため、自分で用意する必要があります。)
主菜 回鍋肉
副菜 里芋のごま醤油・アスパラとマッシュルームの炒め物
小鉢 切干大根煮

1食あたりの栄養成分

エネルギー 334 kcal
たんぱく質 9.3 g
脂質 17.8 g
炭水化物 31.5 g
ナトリウム 748 mg
カリウム 636 mg

献立内容にご飯が含まれていないため、炭水化物は冷蔵食より少量となっています。一方塩分は冷蔵食と変わりありません

届いてから食べるまで

冷凍食1パック全体像冷凍のたんぱく調整食は、写真のように1パックにすべてのおかずが入っていて、そのまま解凍できるよう、フタには取っ手と穴がついています。

ただ、冷凍のたんぱく調整食はセットにごはんがついていないため、自分でごはんを炊く必要があります。今回は、おかずのみで食べることにしました。

 

冷凍食を食器に盛り付け早速、600Wで6分ほど温めます。待っている間、部屋中に食欲をそそる回鍋肉のいい匂いが立ちこめます。

温め終わったら、フタを外してそのまますぐに食べることができますが、今回は各おかずの写真を撮るため食器に盛り付けてみました。

レンジで温められた容器はとても熱く、やけどに気をつけて取り出します。解凍したおかずからも水分がたくさん出てくるため、汁をこぼさないよう、慎重に運びましょう。

 

試食

回鍋肉最初は、冷蔵食と同じく主菜の回鍋肉からいただきます。

回鍋肉に使われていた主な野菜はキャベツとピーマン、赤パプリカです。

キャベツは冷凍のわりにシャキシャキしていて少し驚きましたが、ピーマンと赤パプリカは、冷蔵に使われていたものと比べると、新鮮さに欠けているように感じられました。豚肉は、冷蔵のものと同様、しっかりと味がついていて美味しかったです。

 

アスパラとマッシュルームの炒め物二品目に、アスパラとマッシュルームの炒め物をいただきました。

見た目に反して、アスパラは意外にシャキッとしていました

味付けの方は全体的にかなり薄く、コーンの甘味はあまり感じ取れませんでした。

 

里芋のごま醤油次は里芋のごま醤油へ箸をのばします。里芋は箸でプツリと切れるほど柔らかく、ニンジンも冷蔵食の方で気に入ったものと同じく、とてもおいしかったです。

どちらもかなりの薄味でしたが、上にかかっていたゴマ醤油の餡がしっかりと味付けされていたため、餡に絡めて食べるととてもおいしかったです。

 

最後に切干大根煮をパクリ。こちらの味付けは濃いめで、ごはんがすすむ一品だと思いました。

まとめ

普段から食べている料理よりもおかずの味付けが薄いため、ご飯を食べながらでも腎臓病の改善をしていることを実感できます。たんぱく調整食を始めたばかりだと、味の薄さに慣れないかもしれないですが、その分いつもより食材そのものが持つ旨みを感じることができると思います。

今回、私は2種類のたんぱく調整食を食べ比べましたが、冷凍よりも冷蔵のたんぱく調整食の野菜の方が新鮮で、おいしく続けられると感じました。毎回ごはんを用意する必要がないところも、評価できる点の一つだと思います。

もしかすると、薄い味が続けばそのうち飽きが来てしまうかもしれません。でも、1週間に1度たんぱく調整食の代わりに普段の食事をとると、薄味・濃い味のメリハリがつき、食べる楽しみが増えて生活改善をさらに長く続けられそうです。

 
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